陸屋根の防水にはいろいろな種類がある
陸屋根とは、ベランダや屋上のように傾斜がない屋根のことです。
降ってきた雨が溜まらないようにしっかりとした防水を施すことが必要で、防水がシッカリしていないと陸屋根でも雨漏りなどのトラブルが起こってしまいます。
陸屋根の防水工法にはいくつかの種類がありますが、屋根材の広さや形状、どんな目的で使うのかによって、適切な防水工法は異なります。
リーズナブルに防水できるウレタン工法
陸屋根の防水にはいくつかの種類がありますが、その中でも典型的な工法が、ウレタン防水と呼ばれるものです。
これは、ウレタンの塗膜が陸屋根の防水層を形成するというもので、液状のウレタンを使って塗装を行います。
ちょっとした凹凸があっても、ウレタン塗料は液体なので小さな隙間や凹凸にも入り込んでくれますし、形が複雑でも問題なく、継ぎ目のない防水層を形成できるという特徴があります。
短い工期かつリーズナブルに防水できるのが特徴で、耐用年数は10年程度となります。
耐用年数が長いFRP防水工法
ウレタンと同じ塗料を使った防水工法でも、下地を整える作業が必要となるのはFRP防水工法というものです。
下地材を塗ってからガラスマットなどの下地材を敷き、そこに防水用のFRP樹脂塗料を塗布することによって防水層を形成します。
ウレタン塗料による防水と比べると、耐用年数は15年~20年と長くなるのが特徴です。
ただし、5年ごとにメンテナンスが必要となるため、こまめなメンテナンスは嫌だという人にとっては、向いていないかもしれません。
信頼で選ぶならアスファルト防水
陸屋根の中でも屋上にピッタリの防水工法と言えば、アスファルト防水があります。
アスファルトによる防水は、耐久性が高く、施工の不具合が出にくいという大きなメリットがあるほか、耐用年数が20年前後とほかの防水工法に比べて長いという魅力があります。
ただし、面積によっては重量がかなり重たくなるため、屋根の上に設置するベランダなどの防水工法としては適していないことがあります。
コスパで選ぶなら防水シートもアリ
防水シートを接着剤で陸屋根に貼り付けていくという防水工法も人気があります。
これはマンションの屋上などによく使われる工法で、紫外線や熱に対して高い耐久性がありますし、施工の難易度がそれほど難しくなく、リーズナブルに施工できるという点がメリットです。
耐用年数は13年程度ですが、施工の際にかかるコストがウレタン防水工法よりも安くなることが多いため、コスパで選びたい人におすすめです。
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